ガーナ留学が始まり3週間が経った。
本当に英語がわからなくて苦労している。
クラスメイトはほとんどフランス語圏から来たアフリカ人留学生(ベナン、コンゴ、ブルキナファソ、コートジボワール、セネガル、トーゴなど)なのだが、今いる中級クラスでオレが一番できない。。
特に授業中のフリートークとディベートがしんどい。
最初のディベートは、「朝食が一日のうちで一番大事な食事である」というテーマでくじによって賛成の立場になってしまったが、それは最初から分が悪すぎる。そもそも「一番」って言葉は強すぎてこちらが圧倒的に不利だろう(笑)。
2回目のテーマは「お酒は非合法にすべきである」では反対の立場になったが、相手のメチャクチャ喋る人がムスリムの人で理論武装がすごくてきつかった(笑)。
みんな普通に会話の内容を理解できているしとにかくよく喋る。
オレは喋る前に会話の内容がちんぷんかんぷんで結構困ってる。
高校時代から使っているジーニアス英和辞典(宇田川のサインと格言入り)を持って来たのだが、ついに観念してこちらの先生推奨のオックスフォード英英辞典を買って来た。
確かに英語を学ぶのに英語のままで学んだ方が効率がいい気がしてきた。
どうしてもわからない単語はネットですぐに調べられるしね。
辞書を買うために初めてガーナ大学に行って来たけど、とても広くて伸び伸びとしたキャンパスで気持ちが良かった。
今は新緑の季節なのか、緑もいっそう青々しくなってきていて大きな木の並ぶ道を走り抜けるのは最高だ。
宇田川辞典、さようなら。

ガーナ大学の中心あたりのエリア
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自分が今滞在させてもらってる場所は特に治安の良いエリアなのであまりガーナ感がないのだが、1時間くらい海の方に歩くと一気にリアルガーナの世界が広がってくる。
だんだんとこちらの生活にも慣れてきたので最近はたまに海の方に散歩しに行くようになって来た。
スーパーではない地元のマーケットはやはり迫力がすごい。

地元のマーケット
スラムというと言い過ぎだが、少し貧しい感じの家が密集しているエリアはとても生き生きしている。
そしてどこに行っても目立つのは好奇心旺盛な子どもたちのキラキラした瞳と笑顔。

通りを歩いている時に出会った子どもたち

こちらも通りの脇道で出会った子どもたち
この前も浜で海を見てると小さな子どもが近づいて来て魚が欲しいのかと聞いて来た。
なんでも、頼んだら海に入って取ってくるというのだ。
蟹も取れるという。
その代わりお金が欲しいのだと。
今日のところはいらない。またの機会にでもとやんわりと断ってその場を後にしたが、とても興味のある話だ。
値段も小さな蟹1匹につき50円と可愛いもんだ。
是非取って来てもらいたいとは思ったものの、今日は調理ができないことと、こんなところでお金を出したら周りにいる他の子どもや大人がたかって来たら困るなという気持ちもあった。
そういうの難しいが、また折りをみてチャンスをうかがってみようと思っている。
何より、素潜りで一体どうやって蟹や魚を取ってくるのか、それがとても気になっているのだ。

近くの浜辺
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そのビーチの近くにサッカーのグラウンドがある。
ゴールはおそらく古くなった漁師の網だろう。
大きな穴からは勢いよくボールがすり抜けてしまうが、それでもゴールがあってネットがあるなんてすごい。

サッカーゴール
そのサッカーグラウンドの片隅にボクシングのリングがある。
ガーナではサッカーの他にもボクシングが随分と人気のスポーツらしいのだが、その練習がロープも何もないコンクリートの土台の上のリングで行われているのだ。
練習なのだが、防具らしいものは何もない。
かろうじて拳を守るためにグローブは身につけるが、あとはただの殴り合いだ。
ものすごい迫力だ。
プロのボクシングを見に行ったことはないが、これはこれで超ド級の迫力のような気がする。
そんなボクシングを夢中で見ていると隣にはまた可愛らしいお客さんが並んで座っていた。
写真を撮っていいかと聞くと恥ずかしいそうだ。

隣で一緒にボクシングの練習を見てた子どもたち
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学校は平日毎日午前中8:00〜12:00まで通っている。
午後はプールで平泳ぎの練習と軽い筋トレ、そして昼寝、もしくは地元散歩だ。
夕飯当番の時は夕方から夕食の準備をする。
オレは日本ではほとんど料理をしたことがない上、ガーナでの食材に不慣れなことからこれが一番しんどい。
でもとてもいい訓練になるし、こんな経験願ってもできることではないから、レベルアップのための修行だと思うとかなりいい感じだ。
体鍛えて、料理して、語学もできると、男子力がアップし過ぎてこれからモテ期がくるとヤバイ。
特にアフリカ人にモテたらヤバイのでかっこよさを見せないように背中を丸めて注意深く過ごしている(嘘)。
今、一番ハマってるのはラーメン作りだ。作る度にレベルアップしてると感じる。
中華食材は世界中どこでも手に入る安定感が半端ないから、世界に通用する料理を考えるなら中華を得意になるのは有力な手段だと思っている。
19:00過ぎ頃みんながそろうと夕飯。
20:00過ぎくらいからはなんとなく自由に過ごし始める。

ラーメン試作1号
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6月下旬のイスタンブールチャマツアーの準備も余念がない。
用意周到にタイムスケジュールを組み、参加者の皆さんとは頻繁に連絡を取っている。
毎週末にZOOMで会議をする予定なのだがこれが結構楽しくて旅行前からワクワクしている。
旅って行く前のワクワクもすごく大事で、そこをシェアできることも嬉しい。
最高の旅にできるよう全力を尽くして行きたい。
とにかく楽しみだ。
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帰国後の予定もだんだんと埋まって来た。
今決まっているのはこんな感じだ。
・7月14日(土)〜15日(日) 日本画教室 <佐賀県小城市の古民家にて一泊二日(最低催行人数8名に満たない場合延期)>
・7月21日(土) 大阪セミナー「異文化理解入門」<阿倍野駅>
・8月11日(土) サンクチュアリセミナー<サンクチュアリ出版本社>
・8月12日(日) 日本画教室<神奈川県 相模大野駅>
7月の日本画教室はちょっと大掛かりな宿泊の企画になるので、できたらそろそろ募集を開始しようと思う。
内容は以前日本画教室を紹介したBlogの記事と同じなのだが、小城の古民家に宿泊し1泊2日かけて1枚を仕上げる。
今回は泊まるところがとにかくすごい。なんと佐賀県遺産に指定され、国登録の有形文化財に宿泊するのだ。小城市立歴史資料館に復元模型が展示されるくらい貴重な古民家。
途中休憩中に周辺の軽い散策や観光のようなものも織り交ぜながら気分転換してじっくりと取り組んでいけたらと思ってる。
どのイベントも詳細の発表は改めてするが、気になる物があれば事前のメールでのお問合わせ歓迎。
日本画教室はメールの問い合わせにて事前予約も可能。
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この記事、少しずつ直してるうちに何日か経って、今日は労働者の日で学校が休み。
とにかく毎日暑い!
だから最高だね☆
ちょっとプールに行ってくる。
とりあえず今回はこの辺で。
ではみんな、良いゴールデンウィークを。
またね☆
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