アムステルダムから帰ってきた宇田川君と久しぶりに会った。
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今回はとても仲良くさせていただいてる本田みちよさんというミュージシャンが熱海でライブをやるということで、宇田川君の車で熱海まで行ってきた。
片道2時間弱で着く道程なのだが、
宇田川「念のため4時間前には、集合しよう」
チャイ「3時間ぐらい見とけばいいんじゃないのー?」
宇田川「連休中だから渋滞凄いかもしんないし」
宇田川君の主張を受け入れ、13:00に出発をすることにした。ちなみにライブ会場への入場開始は18:30.ライブ開始は19:30。
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宇田川車に乗って意気揚々と出発。
出発して、しばらくすると道の両端になぜかカリンの木が並んでいる。まるでここは“カリンの塔”ならぬ“カリンの道”。街路樹としてこんなにカリンがなってるなんてびっくりした。
当然、そういうのに興味がでてしまうわけで、車を停めた。
宇田川「オレ、今まで嗅いだにおいの中で一番いい匂いがしたのはカリンなんだ」
チャイ「だよねー。カリンやばいよね!」
とりあえず、一番いい匂いのするカリンを求めてひたすらカリン集め。落ちている実だけでは納得できず、木にも登って集めた。まだ緑で熟れていないためか、なかなかベストな匂いのするカリンは見つからなかったが、結構集めたのでとりあえずよしとした。ここまでで一時間弱。
これは集めたカリンの一部。とりあえず足元に。
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そして海老名のSAで遅めの昼食。
ラーメンを食べながら、オレはあまりにも3次元の恋愛がうまくいかないので、思わずこんな話に。
チャイ「オレさ2次元への引っ越しを考えてるんだ」
宇田川「マジで!?実はオレもちょっとそれに興味があるんだ」
チャイ「でもリスナーさんに聞いたら、2次元に行った奴は戻ってこれないんだって」
宇田川「オレは戻って来れなくてもいい」
チャイ「オレはやだなー。オレは絶対3次元に戻ってきたいよ」
と熱く語り合い。そろそろ良い時間になったので、出発。
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さあ、いよいよ熱海をめざそう!
勢いよく、高速に飛び出すと、しばらくして「横浜・町田」の標識が。
そして「東京方面」とでかでかと書いてある。
宇田川・チャイ「ん??」
チャイ「これ、逆じゃね!?」
宇田川「だよね」
オレらはなぜか逆に高速移動していることに気が付いた。
大変に焦ったが、落ち着いて降りるしかない。
だが、降りる前に料金所で事情を話してみようということになり、
料金所のところで事情を話すと、裏ルートみたいな秘密の道からUターンさせてもらえた!
あんな道あるんだ!!初めて知った!これは結構奇跡☆
でも、そういうこと状況ではない。
チャイ「やばいな。出発地地点よりも遠くなってるぞ!」
宇田川「オレは、余裕もって出ても、いつもギリギリになるんだよ!!」
と改めて、熱海へ向けて高速を走らせた。
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なんとか無事に時間に間に合い、ライブ会場へ。
みちよさんや万作さんにあいさつをして、ワンドリンク・オーダーということでオレは生ビールを頼んだ。
宇田川はチャイを頼んだ。
チャイを飲みながらしばらくすると、
宇田川「オレ、豆乳アレルギーなんだ」
チャイ「え、どういうこと?」
宇田川「このチャイに入ってるの豆乳だ。オレは、豆乳飲むと耳の後ろがかゆくなるんだよ」
チャイ「大丈夫か?無理すんな。ところで腹減ったから何か食わない?」
宇田川「キーマカレー食いたいんだけど、これも大豆はいってるっぽいんだよね」
チャイ「じゃあ、サバサンドにしとけ」
万作さん「宇田川君、大豆もダメなんだ?」
宇田川「いや、大豆は大丈夫っす。毎日、味噌汁飲んで納豆食ってますから」
万作さん「??」
チャイ「納豆は腐ってるからいいってこと?」
宇田川「わかんねえ」
万作さん「豆乳がダメなんだね。じゃあ、湯葉とかもダメ?」
宇田川「いや、湯葉は大丈夫っす」
チャイ「でも、湯葉って豆乳の上澄みみたいなやつだろ?豆乳沸騰させて上からすくってんだぞ」
万作さん「それ、本当に豆乳アレルギー??」
宇田川「わかんないっす」
チャイ「もうなんでもいいから、サバサンド食おう」
というわけで、サバサンドを注文。宇田川は豆乳を出し切るためと水をでかいデカンタで頼んでた。
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いよいいライブが始まる。
DJ Chikakoのプレイで会場が盛り上がる。
宇田川「あのDJやってる子、かわいくない?」
チャイ「オレ、目が悪いからこの距離だとまだ判断はできない」
そして、いよいよ本田みちよさんが前に出てきてた。みちよさんは、KANADeというバンドで活躍しているミュージシャンなのだが、今回相方の人は京都で活動しているということでソロでのライブ。
みちよさんの歌声を初めて生で聞くことができてよかった!!みちよさんの歌う曲は、エレクトリックなサウンドにどこか神々しい感じのイメージが乗ってる。みちよさんの歌声も歌というよりは儀式的な感じさえする。
そのあと、Languageというバンドのライブ。
Languageは先月、みちよさんの主催するMusic Shareという番組でも演奏を聞かせていただいてたんだけど、今回もよかったなあ。オレの少ない音楽感覚でいうと、フランスっぽい。フランスのしゃれた安アパートで聞く感じの曲なんだよなあ。
なんか、リラックス空間でリラックス音楽って感じで素敵な一時でした。
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ライブが終わって、みんなでのんびり飲んでいると、
宇田川「チャイ、DJに恋できる?」
チャイ「え、なに?どういう意味?マジで答えると、DJってイメージが全然わかないんだけど、オレ、家で大音量出されるとちょっときついな」
宇田川「家では、大音量出さないよ」
チャイ「お前、もしかしてDJっていうか、超具体的に、今日DJやってたChikakoさんに恋できるかって聞いてる!?」
宇田川「そう」
チャイ「やめてくれよー。オレ、そういうのできるタイプだから、今いきなり意識し始めちゃったじゃんかあ。お前が変なこと言うから、なんか意識しちゃって、恋モードを模索するうちに恋しちゃうじゃん。でもオレは遠距離は本当に無理なんだよー」
と、くだらない話になりつつ、そろそろお開きに。
そのあと、宇田川君がDJ Chikakoが初めて付き合った彼氏の設定についてものすごく考えてて、ファンタジーでした。
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DJ Chikakoの彼氏はダンサー。
クラブで二人は出会うんだ。
彼がどうしてダンスを始めたかって?
彼はアメリカ留学中にアメリカでダンスに出会ったからさ。
彼にダンスを教えてくれたのは黒人のマイク。
マイクは、実はいじめられっ子で自分の居場所がない生活をしていた。
そんなマイクを闇からすくってくれたのがダンスなんだ。
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と、DJ Chikako、全然出てこないし、なんなら彼氏の話もほとんどないし、あとはずっとマイクの話。
そして、そもそもすべてが妄想。まさに畳の目ライブだよ。
ていうか、宇田川、2次元に行くんじゃないのかよ。
あ、ちなみに近くで見たらDJ Chikakoさん、確かにきれいでかわいい人でした☆
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その日の晩は万作さんのお宅に泊めてもらうことに。山小屋のコテージみたいな素敵なお家です。万作さんのお家には2匹の猫がいて、尻尾が短くてなかなか素敵なんです。
宇田川「ねこちゃーん」「黒ちゃーーん」
チャイ「お前、キモいぞ。猫もキモがってるぞ」
宇田川「なーーんでだよー」
オレは、宇田川の前では絶対に猫が好きと言いたくないし、宇田川とのバランスの関係で”猫嫌い”を決めつけているのだが、なんともかわいい猫が2匹いて、そいつらが寄ってくるのです。
黒は撫でてくれといわんばかりのゴロニャンポーズ。
宇田川「お前、撫でてやれよ!!」
チャイ「いや、いいよ」
宇田川「なーーんでだよー」
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万作さん、万平さん、みちよさんと遅くまでいろいろとお話をしました。
本当に素敵な人たちで、なんかくだらない話をしてても得るものがあるし、自分たちの知らない仕事の話とかを教えてもらったり、美味しいものを食べさせてもらったり、ラジオの話を聞いてきてくれたり、夜更けまで本当に素敵な時間でした。
みんな寝静まった夜中に万平さんが、後片付けを一人起きてしてくれたのは感動でした。申し訳なかったっす。ありがとうございました!
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翌朝は宇田川が仕事ですぐに東京へ戻らねばということで、早く出てきました。
朝起きると2匹が仲良くしていて、いいなと思いました。
仲良しはいいことだ。猫、本当は嫌いじゃないぜ。
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万作さん、みちよさん、万平さん、ありがとうございました☆
コメント
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登場されるすべての方の魅力が、じわじわと伝わってきました(猫も!)。かりんが宇田川さんの車で熟成してるといいですね。
みんな、ものすごく魅力的で大好きな人たちです。そして、カリンは車の中で順調に追熟しているようですよ。