今回からイスタンブル・チャマツアーのご報告をしていこうと思います。日記は参加者で振り分けて書きました。写真もみんなで撮ったものを載せています。
第0日目はサクラさんが記事を書いてくれました。この日は全員が集合する日で正式なツアーの前日ということで0日目ということになっています。この日の晩までに全員がイスタンブールにやってくるのですが、早くも色々な出来事が!?
6月24日 ついにトルコ到着
早朝3時過ぎ、成田からの直行便がイスタンブールに着く。まだあたりは暗い。
成田組はわたくしサクラと元さん、まみいさん、トシさんの4人。
成田出発が一時間早まっていたため、迎えのチャイさんたちはまだいない。
一時間くらい待ったところでチャイさんとボンドガールならぬチャイガールのゼロセブンさんの登場。
チャイさんはアフリカの布で作ったシャツを着ている。この旅の間日替わりで違うアフリカンシャツを着ていて楽しませて貰いました。
違う便で来るもう一人を待ちつつ、チャイさんは手配してくれた大型タクシーと落ち合うべく奮闘。
残り一人と合流してから宿に向かう予定なのに、なかなか現れない。おかしいな、もう乗ってるはずの飛行機は随分前に着いているはずなのに…
スーツケースを持って、先にタクシーに移動し、チャイさんに買ってもらった胡麻パン・シミットを食べながら待つ…運転手さんに対して気まずくなるくらい待つ…運転手さんにもシミットをお裾分けして待つ…
1時間くらい待っただろうか、ゼロセブンさんに連れられてついに最後の一人ムロイさん登場!
飛行機を降りた後に迷って乗り継ぎ出口に行き、やっと出てこれたと思ったら、スーツケース受け取らないで到着ロビーに出てきてしまったムロイさん。
ロビーのドアから出てきたムロイさんが手ぶらでだった時のゼロセブンさんの驚きはどれほどのものだっただろうか…
さて、チャイさんはもう少し後に来るkyoさんをそのまま待つので、ゼロセブンさんに引率され宿に向かいます。
空港から宿までは車で30分くらい。
はじめはショッピングモールや高層の集合住宅が立ち並んでいたけれど、ついに現れたテオドシウスの城壁、そしてその向こうにはイスタンブールの街が!トルコに来たという感動が押し寄せてくる。

テオドシウスの城壁
運転手さんが気を使って車を止めてくれて、みんな写真を撮りまくる。
あんなに待たせたのに本当に良い人!
7時過ぎに宿に到着。チャイさんが探して手配してくれた可愛らしい4階建のアパートメント。観光客が集まる場所からは離れた地元の人たちが暮らす地域なので、落ち着いた雰囲気。

このアパートを1棟貸切

目の前はカラフルな家が立ち並ぶ裏通り
家の周りは子供達が遊びまわり、猫がたくさんいる。
ここでチャマツアーの共同生活を送る。
事前に決めておいた部屋割りの階に荷物をあげて、少しのんびり。
部屋は各階にバスルームとトイレ、キッチンと洗濯機が付いている。
綺麗でインテリアも素敵でwifiも完備!

アパートの中の様子

各階にリビング、キッチン、ベッドルームがある
のんびりしているとチャイさんがkyoさんが連れて到着。
朝10時過ぎなので、朝ごはんを物色しにみんなで外へ。
歩いて5分くらいのところにお店のある通りがある。
カフェにパン屋、チーズ屋、レストラン、パン屋、お菓子屋、スーパー、八百屋、パン屋。
パン屋がたくさんあって、どこもどっさりパンが積んである。
ひと通り見て回って、スーパーでみんなで使う生活消耗品とジャム、ヨーグルトなどを購入。

たっぷりのヨーグルトを購入
男性陣はカフェにトルコ風朝食を食べに行き、女性陣はスーパーで買ったものや薄いパイ生地を重ねて焼いて作ったボレックという食べ物を買ってお家に帰って朝食。
ヨーグルトにジャムをかけて、チャイを入れて、適当に買った謎フルーツにボレッキを食べる。ボレッキは具なしで砂糖をかけるのと、チーズ入りとお肉入り。お肉入りが一番美味しかった。

買ってきたボレッキやヨーグルトで朝食
エユップ・スルタン〜エミノニュ
男性陣が帰ってきてから、観光に出発!
まず、バスでエユップジャーミーへ。
ここは、メッカ、メディナに続く三大聖地の一つとのこと。

エユップ・スルタン・ジャーミー
王子様のような白い衣装の男の子たちが沢山いる。割礼式のときの衣装だそう。
ジャーミー(モスク)に入るために女性は頭に布を巻かなくてはいけないのだけれど、私はトルコで買いたいと何も持ってきておらず、宿にあった布(バスタオルという名目で置いてあったが、タオル地ではなく、これバスタオルじゃないよねー!とみんなで結論づけた一品。スカーフないって言ったら誰かにそれ巻けばいいよ!と言われて持ってきた)を巻いて入る。ふと目があった男に人に、それいいね!的なジェスチャーされる。
ついにジャーミーの中へ。

エユップ・スルタン・ジャーミーの中
丸天井に幾何学模様。そこから吊るされた輪っか状のシャンデリア。
これが見たくてトルコに来たのだ。学生の頃、ふと手にしたモスクの写真集に心奪われ、ずっと憧れ続けていた。
観光客が多いが、現地の人らしいお祈りしている人、のんびりしてる人もいる。
ジャーミー見学の後は、周りのお店フラフラ、私はスカーフを購入!(確か20リラ600円くらい?やっす!これがグランドバザールになると10倍くらいになる)まみいさんはトルココーヒーに挑戦していた。一口貰ったけど…粉っぽかった。
その後みんなでジャーミーが見えるお店でお昼。
ジャーミーを後にし、またバスで移動。
ガラタ橋を渡り、金角湾の向こうのエミノニュへ。ここは観光の中心となっている。

エミノニュ
バスのターミナルがあり、アジア側へやボスポラスクルーズに行ける船が出ている。
ここで、チャイさんはアンナさんを迎えに行くため離脱。
次の目的地で待ち合わせることに。
エミノニュには、エジプシャンバザールがあるので、まずそこを覗こうとするが、なんと閉まってるー!!!周りにもお店はたくさんあるので、とりあえずそこをフラフラ。
銀食器や服、靴、スカーフ、雑貨など定番のものから鳥や熱帯魚のお店などもあった。
イェニジャーミーが近くにあるのだが、工事中。とりあえず中には入れるので、入ってみたら、だいぶ工事中。
あっ、イズニックタイル?と思って近づいてみると印刷した壁紙だったり笑
エミノニュはそんな感じで切り上げる。チャイさんとの待ち合わせ場所、クルチアリパシャジャーミーまでトラムで向かわなければならないのだが、エミノニュのトラム乗り場がよく分からない!
もうこうなったらと、ガラタ橋を徒歩で渡り次の分かりやすいトラム乗り場いく作戦に変更。
ガラタ橋は釣りをしている人がたくさん。
小さい魚が結構釣れてる。
次の駅からトラムに乗り込む。
車窓から、エルドアン大統領の写真が載ってる看板が見えた。

選挙のポスター
そう、この日はなんと大統領選挙の日だったのです。私に政党に投票してね、っていう看板なのかなぁ。
ムロイさん、熱烈なイスラーム勧誘にあう!?
さて、目的地のクルチアリパシャジャーミーに到着。
トイレに行ってる人待ちで、隣の建物の高級ハマム(トルコの銭湯)付きのショップを眺めていると…あの偽バスタオルが売ってる!本当にバスタオルだったんだ!ということは、私はバスタオルを巻いてジャーミーに入ったということだ!!!あの男の人、内心笑ってたな!冷や汗が出る。。。
今度はちゃんとさっき買ったスカーフを巻いてジャーミー見学。

クルチ・アリ・パシャ・ジャーミー
途中でお祈りの時間になったので外に出る。
ぼーっと待っていると、中からコーランを歌う声がする。
高くて綺麗な声だ。さっきのエユップジャーミーでは野太い声のおじさんが歌っていた。イスラムの宗教上、女性が歌うことはあり得ないだろう。
窓から中をそっと覗くと、少年が歌っているのが見えた。
きっと、こんなコーランの歌声を聞けるのはすごく珍しいだろう。なんという幸運!
そして、ムロイさんが中で瞑想していた。ソッとしておこう。
ちょうどお祈りの時間が終わる頃にチャイさんがアンナさんを連れて到着。
みんなでまたジャーミーの中に入る。
そこには、なんとムロイさんが現地のおじさんとイスラム風の服を着た男の人に囲まれて、お祈りの仕方をまさに手取り足とり教わっている。
チャイさんにイスラムの衣装を着た人は、イマームというこのジャーミーの指導者だと教えてもらう。
ムロイさん、どうしてそんなことになった!

イスラームの礼拝の指導を受けるムロイさん
先程のコーランを歌っていたのはイマームの息子さんとのことで、私たちの前でもう一度歌ってくれる!歌の意味は分からないけれども、なんて美しいんだろう。
そして、イマームとおじさんは私たちにイスラム教について教えてくれようとする。
おじさんがトルコ語でイマームに、これここれを教えてやってくれと言う、イマームが私たちに英語で話してくれる。
お互い母語ではない言葉での教え。分からないことも多かったけれども、とても熱心に教えてくれた。
外国人に、しかも改宗することなどないであろう国の人間にこんなに熱心に。
ムロイさん!!!
空港から抜け出れないし、エジプシャンバザールでもガラタ橋でも行方不明になるし、要注意人物だと思っていたけど、なんか凄く「持ってる」人だ!
ありがとう!あなたのおかげで、とても貴重な体験が出来たよ!

コーランを誦んでいた少年
選挙速報の最中、W杯(日本VSセネガル)観戦!
本来なら、ちーさんとchocoさんもここで合流するはずだったが、空港が激混みで出国審査に手間取っていると言うことで、私たちは次に移動。
チャイさんが見つけておいてくれたカフェでワールドカップ観戦。
日本対セネガル戦。テレビのある開放的なカフェ。
私たちの反対のテレビでは地元のおじさんたちが大統領選の速報を見ている。
それを尻目に得点が入るたび盛り上がる私たち。

W杯観戦
ワールドカップが終わったところで、ちょうど、ちーさんたちがクルチアリパシャジャーミーに着くというので、戻り無事合流。
一旦みんなで宿に戻るためタクシーを捕まえようとするが、11人いるのに2台しか捕まらない。
しかし、運転手は「大丈夫だ、君ら痩せてるから入れる!」と女性は一台に6人乗せられた!
しかも凄いスピードで運転するからジェットコースターみたいでみんなでキャーキャー言いながら宿へ。怖かったけどちょっと楽しかった。
晩ご飯は宿から歩いていけるレストランで、トルコ風餃子のマントゥと、トルコ風ハンバーグのキョフテを食べる。
トレーニングも必要なので、私とちーさんは帰り道にジェラートを食べる。
選挙の日だからか、ご近所さんは遅くになっても外でワイワイ揉めていた。
爆竹も鳴っていた。
まだ、0日目(本番は明日から!)なのに濃い一日でした!
まだ、この頃はお互いがよく分かってなくて、遠慮がちだったな~明日からもどんどん楽しくなります!
(written by サクラ)
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次回はいよいよ第1日目です。次回の冒頭で今回の参加メンバーをご紹介します。1日目の日記はこちらです。
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