キヨちゃんによる九州旅記はいかがでしたでしょうか?今回は最後の編集後記です。(今までの旅行記はこちらから)
おわりに 人生のセンタクについて
いつ、どこで聞いたのだろう。人生は選択の連続だ。選んだことの積み重ねが、その人の人生を創っていく。人生には度々、大きな選択を迫られる機会があり、誠実に接すればその選択は、人生を豊かなものへと導いてくれる。
至誠 天に通ず。 誠に至れば天下に通じる。
誠実を通していれば、必ずそれを見てくれている人がいて、必要な時には力を貸してくれる。だから誠実に生きるって大事だ。天っていうのは神様のことじゃない。天下っていうのは、今生きている、世の中の人びとって意味だ。
チャイくんの誠実が僕達をつなげてくれた。
「人生を変える一冊」に多く出会ってきた。
「人生を変える旅」があった。
出会い、別れ、沢山の岐路があった。後悔もある。
今回はどうだ。
語り合える仲間にあった。癒しと励ましを得た。
りょうさんのおうちでみんなが撮ってくれた写真は、完全に親戚の集まりだ。皆くつろいだ、良い時を過ごせたことが伝わってくる。みんなとすごした、激しくも穏やかなあの時間は、人生の洗濯、心洗われるひとときだった。
これは、りょうさんから後になって聞いた話。
りょうさんのおじいさんが、こんなことを言っておられたのだそうだ。
「大きな木が、人の精神を支えているのだ」と。
あの場所が、思い出が、僕らにとっても、世界中からの旅行者にとっても故郷だと感じるのには、こういう訳があったんだと、はっとさせられた。
あったかい、頼もしい木が支えてくれる。これからの僕らが進む道のり。
宗教のはなし、旅のはなし、運命のはなし、天職のはなし。生き方のはなし。これからの夢のはなし…。深い哲学からプライベートな悩みまで。職業も年齢も住んでいる所も超えて、いろいろな話を沢山聞けた。
見ず知らずの大人が10人、田舎の茅葺きの古い一軒家で、乳香の煙に包まれて恍惚となり、明け方まで語りあったあの夜は、間違いなく僕の人生に何かを投げ込んだ一夜になった。この旅に参加したことは、僕にとって大きな選択だった。何年か経って振り返った時に、胸を張ってそう言えるよう、今回の出会いと経験を生かしたい。この出会いが人生の宣託となるかどうか、それはこれからの自分次第だ。
ありちゃんが、「この経験が、人生を変える出会いになるかどうかは自分次第だ。自分もNEXTありちゃんに進化するから見ていてね」みたいなことを言っていたけど、僕も心底同じ気持ちだ。ありちゃんみたいにみんなに宣言するのは勇気がいるし、すごいと思う。ありちゃんに拍手!
人生トークに盛り上がった夜、チャイくんはこうも言った。
人生で重要なのは問いを立てる力だ。問いは、あることに真剣に向き合おうとする人が必ず持つべきもので、盲信を打ち破る唯一の武器であり、扉を開く鍵でもあると思ってる。答える人よりも訊く人の方がえらい。
もしもこれを読んでくれている人の中に、迷って、出会いを逃した人がいるなら、教えてあげたい。チャイくん、ユッスーさん、宇田川氏が全世界ネットでそれを語ってくれているけど、みんな迷いがあって、問いがあって、思いがあって、答えを求めている。繋がりたいと思ってる。
セカザツ・タタミリスナーの僕ら。僕らは、共有できる問いを持っている。
今回の旅で、みんなに出会ってそう思った。
チャイくんが度々言っている言葉。
「人との繋がりこそが人生最大の財産だ!」
関わり方はいろいろあってイイと思う。みんなそれぞれ自分に無理のない距離感で繋がっていければ、こんなに素晴らしいことはない。迷ったり、苦しかったり、困難に出会ったり、出口が見えなかったりする時、応援してくれる人、体温のある、顔の見える、声を持った、誰かがいてくれるってどれだけ心強いだろう。
みんながこの冒険に飛び込んだ経緯や、これまでに歩んできた人生。聞きたいこと、話したいことがまだまだ沢山ある。みんなに聞いて欲しいこと、話したいことも。また集まる日を楽しみにしてる!
結局、僕達はあの日やっと、この旅の出発点に立てたにすぎない。
みんなの未来に思いを馳せる。
そう、僕らの旅は始まったばかりだ。
感謝の気持ちと共に、この旅行記を締めくくりたい。
読んでくださったみなさん、どうもありがとう。
そして最後に
このような無謀な、そして素晴らしい時間と、大切な出会いをもたらしてくれたチャイくんりょうさんのおふたりへ
最高の夏休みを、ホントに ありがとう!
また続く出会いへ向かって。
Fin(^^)/
キヨ 2015
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